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神戸で日本情緒を味わおう!〜異国情緒だけじゃない、神戸の純日本風スポット「布引の滝」

 


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神戸といえば、言わずと知れたお洒落な街ですね。北野異人館など、港町として栄えた明治以降、欧米の外国人(当時は外国人のことを異人と呼んでいました)がこぞって神戸の高台に居を構えるようになりました。神戸一の繁華街である三宮の北側が欧米人の居住地であれば、三宮の南側、即ち海側は神戸南京町です。今でも多くの中国人が中華料理屋、物産屋などを開いており、何より楽しいのは毎日やっている屋台ですね。その他にはハーバーランドにポートタワー、モザイクと、デートするためには最高の環境です。

一般的に、神戸の観光地のほとんどは「西洋風味のもの」になります。何よりも旧居留地としての歴史が神戸の歴史の大部分を占めているので仕方がないわけではありますが、神戸にも京都のように日本情緒を感じさせてくれるスポットがいくつかあります。

そもそも神戸って...

神戸はもともと、摂津国でした。摂津国といえば、大阪北部と大阪市全域を指します。ですので、かの有名な大阪城や心斎橋、梅田といった大阪の観光地と同じ国に位置しているのです。本来であれば神戸というのはハイカラな街ではなく、歴史的には大阪に近いものがあったということはぜひ覚えておいて下さい。

ちなみに摂津国の一番東側が大阪市とすると、西側はどこになるのでしょうか?これが意外や意外、有馬温泉なんです!そう考えれば、摂津国がいかに広かったかがうかがえますね。

平清盛の時代(太政大臣就任が1167年頃)には神戸は既に港町として賑わっていましたが、一番の花ざかりを見せたのは、やはり名実ともに明治時代です。「東の横浜に西の神戸」といわれるほど、外国人貿易家達の拠点となりました。横浜には現在でもその名残として、西洋建築も多く残っており、また横浜中華街は今もバリバリ現役です。

このように神戸は、かつて大阪と同じ国として栄えた日本らしさと、異国情緒の両方が融合した、大変趣(おもむき)のある場所なんです。特筆すべきは、今でもヨーロッパの企業の日本支社が神戸に拠点を置いていることです。特にスウェーデンやフランスの重工メーカーなどは、戦前から神戸に本社(アジア統括拠点)を置くなど、外国人が集まる街・神戸というのは現在もその姿をとどめ続けているのです。

神戸らしさが味わえる観光地、布引の滝

雌滝(めんだき)16m

雌滝(めんだき)19m

 

布引の滝は、新神戸駅の裏側という都心に位置していながらも、とてつもなくリラックスできる森の緑の中に流れ出ている滝です。ビルがひしめくビジネス街から、駅を挟んだ裏手に行けば突然景色が変わるさまに、多くの観光客は驚いてしまいます。

新神戸駅から徒歩8分、非常に静かで美しい山道を歩けば雌滝(めんたき)にたどり着きます。雌滝(めんたき)は長さ19mで、その優美に滔々と流れる清らかな水には、思わずおっとりしてしまうこと請け合いです。なによりも人が非常に少ない!三宮、元町界隈は常に観光客やビジネスマンで溢れかえっていますが、その都会の喧騒もなんのその、これほど都市間から近いのにゆったりした時の流れを味わえる場所は他にありません。

ちなみに、百人一首の撰者でもお馴染みの藤原定家が、これまた素晴らしい短歌を残しています。歌碑も滝へ向かう小道にあります。

布引の 滝の白糸 夏来れば 絶えずそ人の 山ち尋ぬる  (藤原定家)

何とも涼しく情緒のある歌ですね。昔の日本人、それも定家の生きた800年ほど前には、多くの貴族や、時には天皇陛下までもが夏になると布引の滝を訪れ、しばし涼に浸ったといわれています。当時の神戸は、摂津国の外れ。滝の周辺も新神戸駅同様、緑に包まれていたと言われています。ぜひ雌滝(めんたき)へ足を運んでみてください。

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雄滝(おんだき)43m

 

さらに雌滝(めんたき)から徒歩10分〜15分山道を行けば、今度は雄滝(おんだき)に当たります。雄滝は長さ43mと非常に迫力満点で、男らしさ、猛々しさが伝わってくる力強い滝です。一方先ほどご紹介した雌滝は長さ19mで、何とも上品な滝になっています。

新神戸駅まで来たら、せっかくだから布引の滝まで足を運んでみてはいかがでしょうか。新幹線の待ち時間に、お名残惜しく最後の神戸観光として、強くおすすめいたします!

 

 

基本情報

布引の滝

アクセス:山陽新幹線新神戸駅 裏側すぐ(駅から案内板が出ていて、矢印の方向に進んでいけばつきます)

営業時間:24時間

料金:無料

駐車場:新神戸駅周辺に複数あり(有料)

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