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銀行員のステータスはつぶしが効かない!?その転職の実情について

tenshoku

 

銀行員と聞いて、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?

・超安定企業
・高収入
・真面目で頭良さそう...

どれもこれもプラスイメージばかりですね!ところが銀行員である当事者の本人にとっては、イメージはあまりよくないものです。

以前に大ヒットしたドラマ「半沢直樹」はご多分に漏れず、銀行にはこのような陰険な文化が今も根強く残っています。とにかく上下関係は絶対であり、人事評価が命、人間関係のやりくりがどの業界よりもしんどい。とくに社内関係が...という悲痛の叫びがいつも聞こえてきます。

何よりも銀行員の仕事は、実際には本当に泥臭いんです。だから、東大・早稲田・慶応といった一流大学を卒業したとしても、最初の若いうち(それも30歳前後まで)行う仕事は本当に単純作業。これらを毎日行っていると、高学歴エリートほど心から憤慨するようになり、「ええい、もう銀行なんてやめてしまおう!」と躍起になることもしばしばあります。

超安定企業であるにも関わらず離職者が後を絶たない銀行業界...。

そこで今回は銀行員が転職することを前提に、「銀行員のステータスを使った転職の事例や成功例、失敗例」について見ていきたいと思います。

銀行員としての転職市場でのステータスについて

転職市場では言わずもがな、「前職の職務経験」が最重要視されます。前に行っていた業務の延長線上で即戦力になる人材を、中途採用企業は探し続けているからです。

そうなれば、銀行員が転職市場で求められる人材も自ずと見えてきます。即ち、

・経営企画関連

・経理関連

・M&A

銀行からの借入のための人材(対銀行営業マン)

といった辺りが転職先の配属部署の相場となります。例えば元銀行員がメーカーに就職した場合、「俺は一から新製品の開発を行いたいんだ!」と思っていても、メーカーの人事部は思うようには配属させてくれません(笑)事実、どのメーカーにも金融機関出身者は一定数居ます。彼らを中途で採用する最大の動機は、経理部門に人材が足りないから、などが圧倒的に多い。

またM&A上でも非常に銀行員を有効活用できます。転職先企業が、小さな会社を買収する際にも「デューデリジェンス」という、「本当に買収先は大丈夫なのか?投資は回収できるのか?」を調査する際には、銀行員の力は欠かせません。まず決算書の分析から格付けまで、千里眼を持っているわけではないにせよ一定のマニュアルに知悉(ちしつ)している元銀行員の存在はとてつもなく大きい。

そして何よりも銀行員というブランド価値を雇い入れる最大のミソは、「対銀行営業マン」としての役割を果たしてもらえるからです。

中小企業、大企業にせよ、銀行は一種のお客様です。銀行からお金を借りているということから、企業側としては銀行に媚びへつらい、へりくだる必要があるからです。もちろん無借金経営の企業もありますが、そういう企業はそもそも銀行出身者を雇うメリットはあまりありません。

借金漬けで困っている企業ほど、「お金の借り方マネジメント」ができる銀行出身者を雇いたいのです。たとえばA銀行、B信用金庫からの借入額を、そのまますべてC信用組合に借り換えすればもっとお得だ、という情報や全体統括(マネジメント)は元銀行員にとってはお手の物です。

このように、銀行員のステータスは転職先において、「一企業のおカネに関する事務的マネジメント」面で非常に役に立つ存在として見なされることがわかります。

転職先の給料や福利厚生などは前職に比べてどの程度か?

はっきり言いましょう。これは前職である銀行よりもほぼ確実に劣る場合が多い。

この事実を、銀行員の方で転職をお考えの方は受けいれましょう。こればかりはもう、ハンカチをくわえながらでも受容するしかありません(涙)

一般的に金融機関という企業業態は、他の業種に比べて非常に安全性の高い職種になります。理由は簡単で、「預金」があるからです。地銀であれば数兆円、信金であれば数千億の預金がある限り、従業員全員に預金から給料を払い続けても、軽く10年は持ちます。

要するに「キャッシュレス」になる心配がない存在なんです。ある意味、「税収」という一定の収入が無条件で入ってくる地方自治体に似ている側面もあります。

たとえお勤めの銀行先が、給料が安かったり福利厚生が充実していなくても、そもそも安定性という意味でみれば銀行にかなう他の企業はそうそうありません。

ですので、確実に前職よりかは安全性は下がります。給料面、福利厚生面でも、その価格や内容はさておき、やはり「安定的に定額を受け取れる」可能性は前職よりも劣ります。

逆にこの現実、即ち「銀行員時代よりもグラグラな暮らし」になることを受け入れさえすれば、転職先はいくらでも見つかります。もちろん配属先の部署はおそらく経理関連になることが大半ですが、それでもネクタイを締めてクーラーのきいた環境で仕事が再びできるのは、銀行員出身の特権ではないでしょうか。

まとめ

銀行員のステータスがそのまま活かせるのは、やはり転職先の経理部門です。

確かにそれ以外の強みというのも銀行員にはあると思います。例えば「個人セールス営業成績No.1だった」「窓口テラー全国大会出場経験を持つほどの人柄・愛想のよさ」「札勘(さつかん)のスピードの速さ(笑)」など、上げ始めるときりがありません。

しかし一般社会、他の転職先企業のサラリーマン達にとっては、銀行員のイメージはやはり半沢直樹です。銀行員の仕事は実際には泥臭く、例えば1軒1軒定期預金の個人営業を行うなど非常にハードな仕事も多いものですが、やはり世間のイメージは「ド真面目」「経理に強い」「元銀行員のキャリアを利用しておカネを銀行に借りに行ってもらおう」程度しかありません。この現実を受け止めて下さい。

銀行員の転職での成功例はやはり、「相手企業が元銀行員としての実績を、どのようにビジネス上で活かそうと考えているか?」を分析することです。いわゆる、相手の企業への思いやりです。転職も、ひとつの結婚・あるいは男女間の付き合いの始まりのようなものです。とにかく相手企業が望んでいることを理解することが、成功の第一歩になるはずです。転職、頑張ってください!

 

 

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