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士林夜市にはもう飽きた!日本人が行かない、台北の超おいしいマニアック夜市へ行こう!

2016/09/02

miaokou

 

台湾観光における最大の目玉は、何と言っても夜市(ナイトマーケット)でしょう。

台湾の庶民たちの熱気と生活に馴染んだ食文化を味わうにはもってこいの場所です。

このナイトマーケットは、昼間の現地バスツアーの予定の枠組み内では組み込まれていることが殆どありません(あったとしても夜からの有料エクスカーション旅行、みたいな感じ)。

初めて台北に行く人であれば、だいたい一日周遊バスツアーを組まれて故宮博物館や中正記念堂を廻り、その後しょーもない土産物屋に連れて行かれるというのがオチでございます(笑)

よくある「台北3日間29800円!」といった類いの激安ツアーというのは、旅行会社がお土産屋からキックバックをもらえるという経済的仕組みから成り立つものなのです。ですので、自分の望まない場所にはどんどん連れて行かれます。しかしこれもまた旅の諦めかもしれません。

そして再び台湾へ渡航されるリピーターの人は、たいていの場合「個人旅行」で行くようになります。もちろん旅行会社を介して申し込む人も数多くいらっしゃいますが、全てフリープランに。この時になってはじめて「夜市に行ってみようか」という余裕が生まれます。

もちろん、初めての台北観光をツアーで申し込んで、ツアー終了後に夜市へ頑張っていく人も居ますが、やはりその場合でも行き先は決まって「士林夜市(スーリンイエスー)」です。

士林夜市は、MRT1号線で「劍潭」駅下車後、徒歩50歩くらいで到着します。要するに駅の目の前にあります。

台湾最大規模であるとはいえ、ここ最近はその料理の味や雰囲気の評判が悪くなりつつあります。ネット上では士林夜市に対して色々な意見が上がっています。

なんだか外国人ばっかりだわ〜。で、外国人もよくよく見たら日本人。日本の中華街に来たみたいな感じ。

 

以前は簡単な屋根で覆っただけの、青空屋台村チックな感じの夜市だったのに、今じゃ完全に建物の中。情緒もへったくれもないね。

 

匂いがきついのと、味がよくない。そもそも、少し高い(ただし日本人からしてみればまだまだ安いです...)

 

このように、士林夜市への観光はもはや食傷気味であり、伝統的な台湾の味を楽しむためには、他の場所を当たらなければならない時が来たように感じます。

そこで!今回は台湾の首都・台北にある「マニアックだけど超おいしい!」夜市を紹介したいと思います。

その名も、延三夜市!

おそらく日本人は殆ど知りませんし、筆者自体外国人の存在をみたことがありません。

しかし、それゆえに「あぁ、本場の台湾にやってきたな〜」という感慨に浸れると思います。何せ、日本人がよく行くエリアには、決まって日本人まみれであることが多い。駐在員向けの飲み屋街は林森北路、マンゴーかき氷と小籠包で有名なアノ店は永康街といった具合に、日本のガイドブックに従えば定番コースを行かざるをえません。

それでは前置きが長くなりましたが、台北のマニアック夜市物語のはじまりはじまり〜。

マニア必見の台北夜市「延三夜市」

延三夜市

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延三。道路脇に夜な夜な店が並び、そこで食べるというスタイル

 

延三夜市は、かつて台湾が貧しい発展途上国であった頃には「労働者の飯屋街」として栄えていました。この労働者たちは主に、台湾の南部から来る人達だったのです。

それゆえ、延三夜市は、台湾南部(高雄や台南、さらに以南の屏東など)の味が台北で楽しめる場所なんです!

台北の街というのも、今では東京のように非常にビジーシティとなりました。人々は精神的余裕を忘れ、ネクタイを締めて夜遅くまで働いています。さながら日本人の企業戦士のような人間が多いのが台北の特徴です。

当然ながら近所付き合いや人と人との人情なども今では薄れています。

日本人はよく「台北に行ってきたけど、いやぁみんな親切だったよ〜。改めて彼らの温かさが分かったね」という感慨にふけりますが、実際には「あなたが日本人だから」親切にされたにすぎません。

台湾人は大の親日です。おそらく世界一といっても過言ではありません。台湾の流行は、日本の流行の後追いです。食べ物からレジャー、服装、ゲーム、そしてアプリに至るまで、日本で流行ったものがそのまま台湾でも流行る形となります。台湾へ行ったことのある人ならわかると思いますが、コンビニ(これも日系企業ですが)では日本製のお菓子がそのまま輸入されて販売されているほど。

彼らは、大好きな日本人とは仲良くおしゃべりしたいですし、優しくしてあげたいのです。一方で台北人同士では冷ややかな日常が見受けられます。特にビジネス街などでは、人が鍵やハンカチを落としても拾ってくれません。

筆者の友達(台湾人)も面白がってハンカチを落としてみたことがありますが(笑)、見事に無視されました。これが現実なんです。

話は過ぎましたが、延三夜市は、そんな殺伐とした台北市の中にあって「どこかホッとする、やさしさあふれる街」というイメージが強いといいます。地元の人たちも、台北社会に疲れたらここに箸をつつきにくるそうです。

台湾南部の人たちは、今でも伝統的な台湾人の暮らしをしており、人情や笑顔もあります(台湾人同士でも)。ですから筆者としても本来は、「台湾旅行は、台北に入らずして高雄など南部のみを楽しむべし」と言いたいところですが、なかなか日本人は話を聞き入れてくれない(涙)

やはり台北ブランド価値はあまりにも高すぎるのかもしれませんね。

延三夜市は、台北大橋のそばにあります。この台北大橋は、まさに台湾の高度経済成長期の労働者のたまり場だったのです。底辺労働者たちが住まう象徴的場所であったといっても過言ではありません。

味付けは南部テイスト。南部テイストというのは、少し甘めの味という感じですね。台北が塩辛っぽさが特徴なのに対して、高雄を中心とした南部は砂糖文化(サトウキビの一大生産地)であることが特徴です。

例えば台湾屋台で最も有名な料理が 蚵仔煎(オーアーチェン)です。これは「牡蠣のオムレツ」ですが、これも台北は塩テイストでしょっぱい味わい、一方で高雄ではピンク色の甘いソースがかけられます。味的にはとんかつソースをさらに甘くした感じでしょうか。とろっとしていて本当においしい!

この延三夜市でも数多くの牡蠣のオムレツのお店があります。どの店が美味しいか?と言われれば、どれも似たり寄ったりでしょうか。値段は1枚50元〜60元ほどですが、60元だして食べたほうが牡蠣の大きさが大きかったりとお得感があるケースが多い。

また牛肉スープのあっさりラーメンである牛肉麺は「汕頭原汁牛肉麺」へ、ご飯の上に豚の脂肉をのせて食べる「魯肉飯」や鶏肉のほぐし身に秘伝のタレをかけて食べる「鶏肉飯」については「雄記嘉義鶏肉飯」へ行って下さい。以下の写真が目印です!この写真のお店を探して下さい!

延三夜市は一つの道路に数十軒の店が並ぶ形ですので、この写真さえ目に焼き付けていれば容易に見つかりますのでご安心を。

この2つは絶対に外せません。特に牛肉麺の店は延三夜市はじまって以来の超老舗。食通もうなるあっさりスープには、中毒性があるほど(笑)また

 

 

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汕頭原汁牛肉麺。牛肉麺は1杯70元から。絶品です!

 

 

嘉義は鶏肉飯の有名処で、台湾南部に位置する

雄記嘉義鶏肉飯。嘉義は鶏肉飯の有名処で、台湾南部に位置する

 

まとめ

それにしても近頃の台北は東京のような街に変貌しつつあります。かの有名な士林夜市でさえも、建物という「箱」の中につめ込まれて情緒は失われてしまいましたし、なんだか落ち着かない場所になりました。

そういった中でも、20年前、30年前の古き好き台湾文化の残る街、延三夜市界隈。

ここで夜市料理に舌鼓を打っていると、きこえてくるのは台湾語ばかり。台湾語は普通の中国語である北京語とは全然違う言語です。

台北では、ほとんどの若者がもはや台湾語を話すことができなくなりました。理由は簡単で、「中国大陸でのビジネス上、何の必要性もないから」です。悲しいですね、商売ありきで自国の文化さえ軽視してしまうだなんて。

ホンモノの台北の匂いを嗅いでみたい!という人は、絶対に延三夜市へ遊びに行ってくださいね!

延三夜市へのアクセス

延三夜市へは、地下鉄(MRT)の「大橋頭」駅下車後、1番出口を出て下さい。1番出口のところに「延三観光夜市」と案内が出ており、その案内にしたがって行けばすぐにたどり着きます。

台北駅や士林夜市、中山駅方面からお越しの方は、地下鉄1号線に乗り込み「民権西路」で乗り換えればOK!

わからなければ気軽に英語でそのへんにいる台湾人に聞いてみてくださいね。台湾人は本当に日本人びいきですので、確実に教えてくれますのでご安心を!

 

 

 

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