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イスラム教に入信する日本人女性の特徴

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世界に約16億人いるとされるイスラム教徒。

まさに4人に1人はイスラム教徒と言われている昨今の世の中ですが、2050年にはキリスト教徒の人口に接近するとされています。イスラム教徒は一夫多妻制を認めている国もあるせいか、子だくさんである傾向が強く、現在の世界人口の増幅にはこのイスラム教徒が一躍買っているのが現状です。

さて、世界16億人のイスラム教徒のうち、日本に住んでいるイスラム教徒は何人だと思いますか?

なんと「10万人」です。

少ないでしょうか?それともかなり多いと思われるでしょうか?

ちなみに10万人のうち、1万人は日本人のイスラム教徒です。彼ら・彼女らはなぜイスラム教徒に入ったのか?

今回は日本人女性でイスラム教徒に入信した人々にしぼって、その入信理由や生活スタイルについて迫ってみたいと思います。

 

日本人女性がイスラム教に入信するきっかけ

普通に日本社会に暮らしている限り、イスラム教に入ろう!と突然思う人はほとんどいないはずです。なぜならば、我が国ではイスラム教ははるか遠い国の宗教と考えられ続けたきたからです。

実際には奈良時代の正倉院には、ササン朝ペルシアをはじめウマイヤ朝(661年成立。初のイスラム政権)方面から来たとされる舶来品の宝物が数多く保蔵されています。本当に現代に至るまで、日本にイスラム教が全く来ていなかったのか、あるいはイスラム教が居なかったのかについては、実際には明確にはわからないのです。

歴史学の世界では、既存の歴史書物をもとにあれこれと分析・解析・歴史編纂を行うのが常なので、日本イスラムの関係史に関する古代の書物がない以上、何ともいえないのが実情です。

さて、話を戻しますと、なぜ1万人にも及ぶ日本人はイスラム教に入信したのか?特に女性たちは何をきっかけに入信に至ったのか?

大きな入信の転機としては、以下の2つが挙げられます。

1.イスラム教を研究する機会があったため

大学によっては文学部に宗教学科があったり、あるいは中東史を学ぶ歴史学科があったりします。何を専門に学ぶかを特に決めないままこのような学科を選び学んでいくうちに、イスラム教に関心を持つというケースです。

この場合ですと、まずは大学を卒業の後、中東へ留学するケースが多い。主にはエジプトなどのアラブ諸国か、もしくはイランを中心としたペルシア諸国です。アラブ諸国ではアラビア語が、ペルシア諸国ではペルシア語が話されており、両文化はその協議から雰囲気まで、大きく様相を異にしています。

また、語学から入るケースもあります。大学時代にアラビア語を学び、そのままアラビア文学やイスラム教に関心がうつるなど、です。

その他忘れてはならないのが、世界最大のイスラム教徒人口を誇るインドネシアとの関係です。インドネシアのバリ島(こちらはヒンドゥー教)などを訪れたりするうちにインドネシアが好きになり、イスラム教に入る、などです。インドネシアの隣国マレーシアも同様ですね。マレーシアは英語も共通語ですので、英語語学留学などの途中にイスラム教に関心を持つというケースもあります。

いずれにせよ、イスラム教を研究する機会というのは、一般人からしてもかなりのレアケースであることが分かりますね。

 

2.イスラム教徒の男性と結婚したため

上記1.よりもこちらのほうがケースとしては多いです。

まず、イスラム教徒の結婚においては、相手が異教徒であれば、必ず相手をイスラム教徒に改宗させる必要があります。

これは日本人男性とイスラム教女性の場合も同様です。このあたり、結構厳格です。

 

....というのは表向きの理由ではありますが、特にインドネシアやマレーシア、アラブ・ペルシア諸国で婚姻届を出す場合は絶対的に改宗が必要になります。また、日本在住者で結婚を機にイスラム教徒に改宗した生粋の日本人女性の場合は、その旦那さんがかなり厳格なイスラム教徒であったため改宗を迫られたのだと思われます。

実は日本国内においては、「イスラム教徒との恋愛に伴う改宗」は強制ではありません。別に、神道や仏教のままでも構わないのです。イスラム法や教義上はご法度ですが、日本には国民の権利の総体である「日本国憲法」がある。この憲法では信教の自由が保証されています。

例えば、今をときめくモデルのローラさんは、バングラデシュ人のイスラム教徒の父親と、日本人・ロシア人ハーフの母親の子どもです。母方はイスラム教徒ではありません。そして、おそらくローラさん本人もイスラム教徒ではないと考えられています。

重要なことは、「婚姻届を出す国が、イスラム教徒との結婚によって改宗を迫られる国であるか否か」あるいは「イスラム教徒の旦那さんが、厳格な信者であるため改宗を迫られたか」のいずれかになります。

当然日本人女性側のご両親は反対されることでしょう。それでもイスラム教とご主人を愛し、その宗教の道を歩み始める邦人女性は後を絶ちません。

イスラム教徒の日本人女性の価値観

昨今の日本人は無宗教であることが多い。特に信仰心の厚い国々の人からはそのことを問題にされがちです。

実際には日本人である限りは、日々の暮らしの中で「神道」という宗教と関わりがあるのは否めませんが、それでも「私は無宗教よ」で突き通す人がとても多い。

そんな中で、イスラム教に入信される日本人女性は、概して「イスラム教的な生活」を心がけるようにしています。

まず、「豚肉」と「アルコール」は絶対に取りません。ただし食べ物は日本食に親しんでいる以上、ある程度は妥協します。

即ち、本当に厳格なアラブ系のイスラム教徒であれば「イスラム教徒認めた食べ物と、イスラム教徒が切った肉しか食べない」のに対し、日本人女性の場合は、スーパーに売っているものを普通に食べます。

色々とイスラム教でも解釈が分かれますが、彼女らは「キリスト教徒、ユダヤ教徒が作った食べ物、あるいは切った肉もOK」という説を接受しているケースが多い。その説に則ることで、「豚」と「アルコール」という二大禁忌物を避けることができるのです。

彼女たちは実に信仰心が深く、また日本社会のしんどさから抜け出せたという意味で、自分自身では幸せなのだそうです。自分にとっての理想が切り開けたのであれば、それはそれでよしとするべきなのでしょう。これもまた信教の自由がある日本ならではのお国柄といえます。

ただし、日本人の性格を100%捨てたという感覚は全くありません。むしろ、内面的な性格はそのまま残し、その上にイスラム教という宗教を添えているのが彼女たちの生き方・生き様なのです。

まとめ

日本には1万人しかいない日本人イスラム教徒。まだまだ知名度は低く、彼女たちと会う機会もそれほどないのが現状ですが、世界的にはイスラム教徒の人口は激増中です。

よくイスラム教徒は怖い宗教だいう考え方が喧伝されてはいますが、やはりこれは人によります。本来のイスラム教徒は実にフレンドリーで人を疑ったりすることはありません。世の中、どこにでも良い人も悪い人もいるのでしょう。そういう温かい目線で、彼女たち日本人イスラム教徒を見守っていければこの上ないことといえますね。

 

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