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意外と知られてない!大阪産(おおさかもん)の絶品!日本酒ランキング【1位〜5位】

2016/11/24

sake

日本酒の原産地といえば、皆さんはどこを最初に思い浮かべるでしょうか?

東北の方ならお米のふるさと秋田県、関西人なら灘・伊丹の酒蔵や京都伏見の純米酒...。

日本酒はまさに日本文化そのものですね。外国語でも「sake」という言葉は通じます。

特に東南アジア一帯では、「sake」=「日本酒」であり、日本料理店ならばだいたい置いてあるのが常です。

今回はそんなお酒の中でも、大阪府産の絶品日本酒について、5つの銘柄を5つ、ランキング形式でご紹介したいと思います。

大阪産絶品日本酒!ランキング

第5位:呉春(ごしゅん)【大阪府池田市】

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呉春は、その名前の知名度の割には日本全国には知れ渡っていないお酒です。

池田市にそびえる「五月山(さつきやま)」からの清流を使った呉春は、昔から文化人、文豪の間で非常に有名でした。

この呉春のネーミングの元は、江戸時代中期の有名な絵師、呉春の名にちなみます。

呉春は、画家として初期に池田の地に居を構えていました。病気療養のために、師匠の与謝蕪村の紹介で住み着いたと言われています。それ以来、池田の酒といえば「呉春」という文句が大阪では決定的になりました。

また、大正・昭和初期の日本が生んだ大文豪の谷崎潤一郎も、呉春の大ファンでした。呉春は摂津国・北摂のお酒。この酒を傾けながら、阪神間モダニズムを舞台にした「細雪」を書いたのかな〜と思いを馳せてしまいたくもなります。

味はオーソドックスな日本酒の味です。特に味の強さで主張することはありませんが、これがかえって「料理の味を引き立てる」という食通も少なくありません。

「主張しないお酒」のおかげで料理の旨さが理解される...。大阪の割烹料理屋ではそんな考え方から、呉春を出すお店が非常に多いのです。一番多いと言っても過言ではありませんね。

第4位:荘の郷(しょうのさと)【大阪府泉佐野市】

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大阪の南端にある泉佐野市。関西国際空港でも有名なこの街は、大漁旗が海風にたなびく大阪随一の漁港でもあります。

そんな潮風を浴びて育った荘の郷が作られているのは泉佐野の「日根野地区」という場所で、今でも棚田のキレイな農村部です。水は言わずもがな清らかであり、この日根野地区のお酒の歴史も平安時代から綿々と続くなど実に深い。

味わいもまた大変深く、一言でいうと「キレが最高!」です。なかなか大阪市内の酒屋でも手に入らないお酒ですが、関空からの帰省時に泉佐野市内のスーパーではお買い求めが可能です。最近では泉佐野に泊まる外国人観光客にも人気なんだとか。ぜひこの切れ味の良さを味わってみてくださいね。

第3位:天野酒(あまのざけ)【大阪府河内長野市】

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こちらは豊臣秀吉も愛したといわれる天野酒。酒蔵は古き好き高野街道沿いに立地しており、今でも古い木造の建物が凛々しくそびえています。

高野街道は、大阪市内中心部の天満橋船着場(八軒家浜)にはじまり、そのまま下にまっすぐ降りていくルートです。四天王寺、住吉大社とお参りした後、ここ河内長野市を通って高野山へ入っていきます。

現在でも高野街道沿いの町並みは古く、本当に武家屋敷のような家が並んでいて、何ともロマンチックです。

そんな古き好き酒蔵で作られる天野酒の味は、なんといってもその「甘さ」。当然ながらジュースみたいな甘さではありませんが(笑)、飲んだ後にふんわりと感じられる「甘さ」と「軽さ」が、何とも絶妙です。

かつての日本人がお参りのために目指した高野街道の歴史を背負いながら、天野酒はいつまでも飲まれ続けるのだそうです。ちなみにかつては、参拝客がお土産として購入していたそう。何とも歴史のある酒蔵です。ぜひ一度、飲むだけでなく酒蔵へも足を運んでみてくださいね。場所は近鉄河内長野駅前すぐと超好立地です。

2位:國乃長(くにのちょう)【大阪府高槻市】

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國乃長は摂津国富田村の「富田酒(とんださけ)」ブランド。この富田酒の名前は歴史の教科書には載っていませんが、江戸時代当時では、京都伏見や灘伊丹の酒蔵に並ぶ超有名ブランドだったのです。

江戸時代は19世紀にもなると、江戸周辺の関八州で作られた商品作物が江戸に廻るようになり、わざわざ上方(関西地方)から食糧・日用品類を輸入する必要がなくなりました。これを「江戸地回り経済圏」といいますが、この経済圏ができたにも関わらず、上方からの輸入が爆発的に増加したものがあります。

それが「酒」なんです。

この富田酒も、江戸の街では知らぬものが居ないほど有名だったのです。淀川の中間地点であり、伏見と灘の間にある富田のお酒。ぜひこの歴史の深さを噛みしめながら味わってみてください。

ちなみに味は、やや甘めといったところです。今回紹介したどのお酒よりも「味がまろやか」なのも特徴。はじめて日本酒を飲まれる方にもオススメの逸品です。

1位:秋鹿【大阪府能勢町】

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まさに日本酒の中の日本酒であり、日本全国津々浦々の日本酒蔵めぐりをした人が、最後に行き着く酒でもあります。

この酒を越える味は、そうそうありません。通の間では「日本酒のあらまほしき最終形」とまで言われるほど。

秋鹿ブランドのお酒を製造する秋鹿酒造の蔵は、能勢町にあります。

能勢町は大阪でも珍しく鉄道駅のない、すごい田舎です。府下唯一の千早赤阪村を越える田舎度合いで、路傍にはいつもカエルがぴょんぴょん飛び跳ねているほど。

ここの秋鹿では、「酒米の山田錦を自らの手で稲作し、精米」「その上で醸造」というプロセスをとっています。

すなわち、「川上から川下まで一貫生産」スタイルです。お米はもちろん100%能勢町産。

ここまでこだわりにこだわりぬいた蔵元はそうそうありません。

「メイドイン大阪」「メイドイン能勢」という素晴らしい業績もさることながら、味はピカイチ!もはや最終形です。

筆者は日本中の日本酒マニアに秋鹿を飲ませますが、皆「こんなにおいしい日本酒見たことない!」と度肝を抜かれる人が多い。

味わいはすっきりとした「濃い口」で「辛口」です。

能勢町という、雄大な大自然で作られたものを100%使用したこだわりと、その大地が育んだ清流の水。

生産量は少なく、北摂地域の酒屋くらいでしか普通は出回りませんが、梅田や難波でもおいしさを求めるマスターの店であれば置いてあることが多い。まずは飲んでみてください。そして、度肝を抜かれてみてくださいね!

【2016年11月 追記】
皆様に朗報です!なんと、あの幻の酒と化していた秋鹿が、数量は少なめですがamazonでも買えるようになりました!いや〜、嬉しい限りです。送料は700円ちょっとと、少し高くつきますが、この味に出会えるんでしたら、北は北海道、南は沖縄まで、とにかく注文してみる価値はあります。ぜひ舌先から秋鹿の旨さに感動してみてくださいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「大阪で酒?」と疑問に思われる人も多いですが、実は大阪の酒の歴史は非常に古く、特に富田酒は「文献に残った最古の酒」とまで評されるほど。

また今回はご紹介しきれませんでしたが、河内ワインや堅下ワインといった「大阪産ワイン」も有名です。

実は戦前の大阪は、ブドウの生産量が日本首位クラスでした。戦後に勝沼などにその地位を奪われはしたものの、一説ではワインが日本ではじめて作られた場所とまで言われています。産地の中心は羽曳野市・柏原市ですが、これらの地域は「河内王朝」と言われた仁徳天皇陵など数多くの古墳があるところ。この大阪産ワインも外せません。

何はともあれ、日本酒はおいしく飲むもの!自分の好きな味、好きなタイプを見つけて、どんどんテイスティングを楽しんでくださいね!

 

 

 

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