技能実習生との恋愛の方法と注意点(中国人・ベトナム人女性編)
「技能実習生」という制度を、皆さんは耳にしたことがあるでしょうか?
この制度を概略して説明すると、
「発展途上国の人々が、日本国内の日本企業で働くことで技術力を磨き、本国の産業経済発展に貢献する」
という程度の意味合いのものです。
しかしこれは表向きの内容。
技能実習生の本当の制度的役割とは、
「不足する労働力を外国人で補うことと、人件費節減」にこそあるのです。
もともとは中国人がその担い手でしたが、最近ではベトナム人が急増しています。むしろ中国人は本国に帰っていく傾向にある。
この技能実習生の存在は、日本国内であれば田舎へ行けば行くほど目立つ傾向にあります。
都市部にはあまり、技能実習生は生息していません。むしろ田舎のような「日本の若者が誰も働きたくないような場所」にこそ技能実習生の需要は生まれるのです。ゆえに、田舎にはベトナム人がゴロゴロいるのが現状。
ただし彼ら・彼女らは本当に一生懸命働きます。その働きっぷりには感動を覚えるほど。いつしかその感慨は恋愛的感情に変わっていることもしばしばあります。
そこで今回は、技能実習生との恋愛について見ていきたいと思います。
なお、対象は「女性技能実習生」のみとしました。日本人女性が、男の技能実習生と結婚するケースは、非常にまれです。なぜならば男性側に経済的基盤が全く無いから。やはり「嫁入り」として日本人男性にもとへ入る女性技能実習生の数が圧倒的です。
技能実習生との出会い方、関係の持ち方
○技能実習生とあらかじめ接点が持てる場合
「あの子は技能実習生だ」と最初からわかっている場合は、おそらく貴方の職場内や取引先に技能実習生が存在していることになります。
そうなれば取っ掛かりは簡単で、隙を見て「話しかけ」さえすればOKです。
ただし技能実習生たちは、日本語が非常に下手です。しゃべる言葉は、ベトナム人ならベトナム語、中国人なら中国語オンリーといった具合なのが普通。彼女たちの話せる日本語とは、「仕事場で使う日本語」だけです。
ですから、最初の取っ掛かりとしては、その国の人々の挨拶言葉で声をかけてみてください。
中国人ならば「ニーハオ!」、ベトナム人ならば「シンチャオ!」というだけで、とても興味を持って下さいますよ。
○技能実習生との接点がない場合
この場合の出会いは非常に難しい。
というのも、技能実習生たちは「職場と自宅の外」にほとんど出てこないからです。日常的に、「休み時になったらディズニーやUSJに行く!」というな華やかな暮らしをしません。ひたすら仕事に明け暮れ、休みの日はのんびりお昼寝が普通。
となれば必然的に出会うことは難しくなりますが、唯一の接点としては「買い物にでかけている時」になります。
これはナンパ的手法なので多少抵抗がある人も多いでしょうが(笑)、技能実習生たちは自転車に乗って買い物にいくケースが多く、その時に声をかけるという具合が最善といえます。
いずれにせよ、一切の接点がないにも関わらず技能実習生と交わりたい場合は、中国語やベトナム語の語学力は絶対に必須。あいさつのみならず、自分の気持ちも流暢に話せるレベルに達していないと、全く話にならないからです。
技能実習生たちの日常と恋愛事情
何よりも彼女たち技能実習生には、出会いの場が全くありません。
大概の場合、6畳1間程度の小さな小部屋に、3〜4人で雑魚寝して暮らしているケースがほとんど。非常に醜悪な環境で頑張って暮らしているのが、技能実習生の現状です。
また外部の人々との交流は、基本的に禁じられています。その理由は「脱走リスクを回避するため」。
実は外国人技能実習生の脱走は、隠れた日本社会の社会問題です。その総数はあきらかにされていませんが「数千人規模」であることは間違いないとされています。
職場の多くは、田舎の「繊維工場」や「農家」、さらには「漁業」関連。賃金も安く労働集約型産業なので、仕事はとにかく激務です。
週1〜2回の休み時には、お昼寝かスマホで本国のドラマを見たりする程度が唯一の楽しみだそう。日本に来ているにも関わらず、何とも寂しくみずぼらしい暮らしぶりです。
しかし彼女たちは、そのような環境下にも耐えて生活しているのです。一生懸命に働く彼女たちの額には、それはそれは美しい汗が光っています。
日本にはだいたい2〜3年滞在しますが、彼女たちも心の奥では日本人との出会いを求めている場合も多い。
ただし年齢層が30歳以上であれば、だいたいが既婚者です。本国に旦那と子どもを置いて出稼ぎに来ているという形ですので、そういった方々との恋愛は慎むようにしましょう。
ほとんどの外国人技能実習生の女性は、中国やベトナムの田舎の出身。田舎の出ということは貞操が強く、不倫など言語道断なのです。
恋愛時の注意点
1.失踪・脱走や犯罪の幇助(ほうじょ)だけはしてはならない
最近では中国人の技能実習生の数は激減しており、代わってベトナム人が急増しています。彼女たちの中には犯罪に手を染める者もいて注意が必要。
その犯罪のレベルも非常に低い。たとえばチェーン系服屋さんの試着スペースで、服を5枚ほど重ね着して脱走するなどです。つい最近、ベトナム航空のCAがユニクロの盗難服の運び屋をやっていることがバレて逮捕されていましたが、このような程度の低い事件が近年では多発しています。
中国人の技能実習生の犯罪はレベルが高く巧妙ですが、そもそも数が減ってきたこともあり沈静化しています。ベトナム人はその一方で非常に幼稚な犯罪を重ねる。
そして「失踪・脱走の幇助」も絶対に禁物です。とにかく、恋愛するのであれば「合法的な枠内」に留めることが肝要なのです。いくら労働環境が悪すぎて可哀想に感じても、失踪させては当の本人も犯罪者です。
とにかく現代日本では、特にベトナム人の失踪が田舎で社会問題化しています。あまりメディアでおおっぴらに取り上げられませんが、今後この問題は深刻化の一途をたどるはずです。
2.中国・ベトナムともに、ほとんどが田舎出身であるという事実を理解する
先ほどから申している通り、中国人の技能実習生の数は急激に減ってきています。2000年代は上海などの都市部からでも普通に技能実習生として来日していましたが、今では中国沿岸部の人は激減しています。
技能実習生は、職務内容にもよりますが概ね月収8万円程度で使役されています。8万円程であれば、もはや中国沿岸部の都市において普通に働くだけで手に入る金額。この額を「高額」といえるのは、中国内陸部の僻地の人々だけに限られるのです。
2016年現在、日本へ訪日する中国人観光客の1人あたりの平均消費額は23万円。それを考えれば、もはや8万円など吹けば飛ぶような金額なのです。
田舎出身者と付き合うともなれば、結婚時の手続きが非常に煩雑になる。その田舎にはおそらく日本の領事館もないでしょうから、所轄の領事館と行ったり来たりを繰り返す必要もあり、またそもそも田舎独特の風習なども受け入れなければならない。
日本人と中国人の婚約の場合、ほとんどが沿岸部の都市住民との結婚です。内陸部女性との結婚は今まであまり事例がないため、あらゆる不確実性を覚悟する必要があるのです。
ベトナムにおいてもこれは同様。ハノイやホーチミンといった、日本大使館・領事館のあるエリアから離れれば離れるほど、行政手続が複雑・煩雑になり、結婚が難しくなる点、どうぞご留意くださいね。
まとめ
とにもかくにも、技能実習生の女性との「取っ掛かり」づくりが何よりも先決です。それが可能になれば、後は会う回数を増やしていけばよいだけのこと。ただし外出禁止の実習生も数多くいますので、そのへんは相手側に合わせてあげください。
あくまで彼女たちの身柄は、働いている企業(中小企業がほとんど)にあります。基本的に彼女たちのパスポートは企業側が管理しており、移動の自由が無いのです。
それゆえに彼女たちへの慈悲心は膨らんでしまいますが、何事も限度と節度が大事。その点を十分理解の上で、仲睦まじい関係を構築していってくださいね。