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0円カルピスという窃盗罪行為が、なぜ広がりをみせ続けるのか

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0円カルピスという訳の分からない「ハンドメイドの飲み物」が若者の間で人気を呼んでいるそう。

SNSに投稿されたレシピによると、「水」「ガムシロップ」「スティックシュガー」「レモン汁」「コーヒーフレッシュ」「ガムシロップ」などを使用して“カルピスに似た飲み物”を作る。一部では、ドリンクバーの備品を使用しているにもかかわらず代金を払わない者もいるためか、「“0円”カルピス」とのネーミングとなっているようだ。

引用元:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160907-00000003-rnijugo-life

若者といっても中高生あたりが中心で、どう考えても「まずそうな」レシピの0円カルピスを、これらの子どもたちは何の惜しげも無くtwitterにアップロードしまくっているそうです。

全くもって情けない話です。

以前からファーストフード店などでいたずら動画を撮影した高校生が、バイトをクビになって日本社会から総スカンを食らうというケースが多々ありましたが、それにも懲りずtwitter上でのアップを行う。ため息しか出ないですね。

日本は教育そのものが間違っている

日本の教育はスパルタ教育と言われ、かつては鉄拳制裁(暴力教育)が肯定されていたほど。

もっとも戦前の日本ではそのような傾向はほとんど見られず、また江戸時代であれば子どもはとにかく自由放任に解き放たれていたそうです。

戦後、殴る蹴るの「傷めつけ教育」が進行しましたが、こういったあり得ない「モラル破壊」は正されることはなかった。

つまり、「親や教師が見ているところでは、殴られないように注意しよう」という心意気を子どもたちは持つようになり、それが反対解釈として「怖い輩が見ていない場所では、何をやってもOK」といった雰囲気を作り出してしまったのではないか。

子どもを怖がらせる教育はしながらも、暗黙の了解という「空気感」だけで「0円カルピスを作るな」というメッセージを発しているのが日本の教育の実情です。

何の法的秩序も知らない「カオスの世界」の中にいる子どもに、そんなことを期待してもできるわけがないじゃないですか。

いずれにせよ、外国ではこのような「0円カルピス」といった行為はまず見られません。

例えば中国や東南アジアであれば、そもそも0円カルピスを作るためのシロップやフレッシュがタダで手に入らない(笑)

どうせフリースペースに置けば盗まれるのが関の山。中国人の商売人だと全部持って帰って、自分で商売で売るという逞(たくま)しさを発揮しかねません。

このように、日本以外のアジア諸国では、最初から「人間は汚い生き物だから、性悪説で見る」というモノの見方がしっかり備わっています。だからこそ、ドリンクバー自体があまり存在しない。あったとしても、必ずその隣に監視人を置いています。

中国・東南アジアのビュッフェレストランへ行ったことのある人ならわかりますが、「お持ち帰り」する人間が後を絶たないので、とにかくハエたたきのようにビシバシと、タッパーに入れようとする客を叩き潰します。

一方で日本ではそのような傾向はありませんね。ドリンクバーでもバイキングでも、基本はお客様を信用してほったらかしにする「性善説」が取られる。

要するに、人を信用し過ぎなんです。一見すると日本人は、相手に壁を作ってこころを開かないように見えますが、これは実は嘘。実際には相手を心の奥ではそれなりに信用しているがゆえに、過度なコミュニケーションが必要ないと無意識的に判断して「無愛想」をやっているのです。

0円カルピスは窃盗罪。とはいえ窃盗させる環境を作る側も罪

0円カルピスは確実に窃盗罪です。

以前、スーパーで無料で配布される「氷」を、大量に持って帰った勇者(勇気ある者、という意味)が居ました(詳しくはこの記事を御覧ください)。彼は結局逮捕されましたが、結局無料のものでも「過度」に持って変えれば逮捕されるのです。

この「過度」とはどの程度を指すのか?具体的に「氷の袋は2袋まで!」と書いてあるにも関わらず10袋持って帰るのであれば問題化はしますが、実際にはその尺度が書かれてなくても逮捕できちゃうそうです。

すなわち、「店側が、こいつはいっぱい持って帰った」と思えば、その時「窃盗罪」が成り立つのです。結局、モノを提供する「店側」に全ての権限があるのです。

それならば、0円カルピスを作る中高生も、補導程度になるかとは思いますが窃盗罪に処することも可能。

しかし先述の通り、「秩序立たない動物的世界」で生きる子どもたちに、社会の法律の厳しさを「暗黙知」で理解させるのには無理があります。

最初から0円カルピスを作らせない環境づくりこそ重要なのではないでしょうか。

中国のバイキングなどで見られる、「違反者ハエたたき作戦」を実施するか、そもそも盗まれるのはわかっているから「シロップとフレッシュを取り放題にしない」といった、「性悪説」に基づく体制を取れば、無秩序に生きる子どもたちは0円カルピスを作るという発想にも至らなくなることでしょう。

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