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世界一周系ブログは、ほとんど役に立たない!?その理由と実態

2017/06/16

backpackerslife

 

今や海外旅行という娯楽は、夢のまた夢ではなくなりました。

LCCの登場で、近郊のアジア諸都市なら片道1万円以下で行けることもザラになった今日。

かつて人々が夢に描いていた「世界一周」も、ハードルは日に日に低くなってきています。

海外旅行に行く前に情報収集としてネットサーフィンしていると、数多くの「旅行系ブログ」がヒットします。その多くが「世界一周系ブログ」であり、毎日のように写真をアップロードして旅人が旅の思い出を書き綴っています。ただしその内容は、おおかた「あまり役に立たない」ものばかり。

今回はそんな、「世界一周系ブログ」について、あらゆる角度から分析してみたいと思います。

世界一周系ブログは、もはや飽和状態

年間に世界一周に出かける日本人の数はどれくらいにのぼるのでしょう?

残念ながら年間総数は不明ですが、だいたいリアルタイムで、すなわち現在進行形で「約3000人」の日本人が世界一周を行っていると言われています。

そしてその半数以上が、ブログか何かの形で、情報を日本人向けに発信しているのです。

世界一周に行く人の年代で多いのが大学生、その次は社会人ということになります。彼らとしても、世界一周しながらブログの広告収入を確保したいのでしょう、日々サバンナや砂漠、雪山の写真などをアップロードして面白おかしく現地の様子を紹介しています。

ただ、現在では世界一周系ブログは、完全に飽和状態です。

まずリアルタイムで3000人もの日本人が世界一周を行っているとします。彼らの世界一周平均期間が4ヶ月とすると、年間12000人が世界一周を行う計算になりますね。その半数の6000人がブログを書いているとすると、世界一周ブログは年間6000個生み出されていることになります。

これが10年、15年たてば、世界一周ブログは6万個、9万個に増殖する。

たとえリアルタイムの世界一周ブログでなくても、ブログ管理者が当該ブログを削除しない限り、永遠に残り続けるのです。

ともなれば、完全に飽和状態です!

筆者は、おそらく2〜3万個程度の世界一周ブログが日本にはあると見ています。これは、過去・現在全ての統計を合わせてです。

これだけの数になれば、もはや広告収入など見込めませんし、超レッドオーシャン市場になります。情報収集したい側としても、膨大な数の中からどれを選べばいいか、躊躇(ちゅうちょ)せざるを得ないのも問題といえますね。

世界一周旅行者の行き先は定番スポットばかり

世界一周は頑強な体力が必要になります。そうなれば必然的に、1カ国あたりの滞在時間や滞在箇所も限られてしまうことになる。

何しろ、世界一周を目指す人達というのは、「どれだけ多くの国に行けたか」という、定量的な目線から旅を行うのです。

定量の反意語ともなる「定性」、つまり「定性的な旅行」は、そもそも時間が足りないのでできません。

ともなれば、世界一周の旅行先というのは、だいたいがその国の「首都」もしくは「観光中心都市」のみになってしまう。

日本でいえば、東京・京都・大阪だけ、といった具合ですね。

ですので、世界一周旅行者のブログで、マニアックな地方都市をぶらぶら歩いた、というような記事は見たことがありません。結局、「時は金なり」という理屈も働いてか、自ら「ガイドブックに載っていないような秘境を探す旅」をすることができないのです。彼らのブログに面白みがないのには、そういった理由も影を潜めているのです。

情報はバラバラでわかりにくい=まとめサイトとしての性格は皆無

せっかく遠方まで足を運んでいるというのに、その現地情報というのをまともに「まとめて」いないのが世界一周系ブログの特徴です。

実際には、1億2700万人いる日本人の大半は、世界一周を行っている当事者のことを知りません。いわゆる「見知らぬ人」です。その見知らぬ人の主観など、実はどうでもいいのです。むしろ、当地の宿の場所なりおいしい食事、営業時間などの、「体系化された旅情報」を求めているのです。ネットサーフィンによる情報収集の強みとは、「よりコンパクトに」「無料で」情報を仕入れることができるところにあるわけですから。

2〜3万サイトほどあると思われる世界一周系のブロガーの方には、ぜひ帰国後に「まとめサイト」を作ってもらいたいものです。

そうすれば、PVも必ず着いてくるはずですからね。

おわりに〜現地での宿さがしは、もはや旅の醍醐味ではなくなった

かつてのバックパッカーにとっては、「移動手段としてのチケット」や「ホテル」を手に入れるだけで丸一日を忙殺するのが普通でした。現在でも、そういう「苦しみ」を敢えて楽しむ旅行者もいますが(笑)、これだけネットが高度に発達した現代においては、もはやホテルを現地で探すのは極めてナンセンスです。

現在、海外の予約サイトの定番といえば、<エクスぺディアや<DeNAトラベル、さらにはHotels.comが挙げられますが、こういったホテル予約サイトであれ、今ではバックパッカー用の宿も大量に扱うようになっています。例えば1泊1000円のドミトリーなども、普通にあります。アジアですとagodaあたりが非常に強く、本当に1泊500円くらいの宿から取り扱っていたりします。

旅に行く前に、すでにこういったホテル予約サイトで部屋を押さえておけば、後は野となれ山となれです。無駄な苦労は不要になるのです。

ますます海外旅行のハードルは下がってきています。もはや今では、気軽に近くの温泉旅館に泊まるような感覚で、海外へ飛べるようになってしまいました。そういった時代においては、バックパッカーももはや「簡単な旅の手段」のひとつに過ぎません。

世界一周で名を馳せるためには、今後は定番観光地ではなく「知られざる観光地」のみをピックアップし訪問するべきでしょう。旅行者の真価が問われています。

 

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