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地元民が教える、箕面滝道(みのおたきみち)の遊び方楽しみ方【駅から滝まで】

minohtaki

 

箕面の滝。

関西人でこれを知らない人は居ないでしょう。もし「なにそれ?」とでも言うことがあれば、それは「もぐり」そのものです。

もっとも関西地方というのは広く、例えば南大阪や奈良南部の人にとっては馴染みが薄いかもしれません。

箕面の山は、平城京ができた710年よりもさらに昔から、日本人に親しまれ続けてきた「紅葉と猿の山」です。

今では箕面の滝までの「箕面滝道(みのおたきみち)」がひとつの旅のスポットになっており、海外からの個人観光客も、道頓堀からわざわざ足を伸ばして赴くほど。

そんな箕面滝道ですが、地元民と観光客とでは、見るものも食べるものも、全然違うのです!

今回は「地元民が楽しむ楽しみ方・遊び方」について、こっそり伝授してみたいと思います。これでもう、観光客の定番ルートはいけなくなる?

地元民にとっての箕面滝道の満喫の仕方

基本的に、駅から山の中腹、そして滝までのルートで解説します。途中脱線しますが、そのへんはご愛嬌で(笑)

1.阪急箕面駅前

箕面駅前には何があるのでしょうか?

結論。

地元民にとって箕面の駅前は、「ただの乗り場」です(笑)

それほど買い物したいと思える店もないし、そもそも箕面っ子が行くレストランはほとんどないのが現状。

普通、駅前というのは城下町の中心地みたいなもので、いろいろなグルメスポットや遊び場が集中するものですが、箕面駅前だけは本当に期待しないほうが懸命です。

敢えて利用するとすれば、山の上に登れば登るほど、飲み物の自販機の値段が高くなるので、駅前コンビニのアズナスでペットボトルを買うくらいでしょうか。それくらいの利用で十分です。

なお、駅前に足湯コーナーがありますが、有料です。150円でタオル付きですが、あまりコスパはよろしくない。

後述する、箕面温泉スパガーデン(現・大江戸温泉物語)の入り口横にも足湯がありますが、こちらは無料!

どうせ箕面滝道のウォーキングは汗をかきます。ですので、自前の汗ふきタオルで足を拭けばOK!足湯はタダで入るに限ります。

2.駅前〜箕面温泉スパガーデンまで

いろいろな土産物屋さん、レストランまがいがありますが、

地元民に言わせれば「おみやげは、もみじの天ぷら」で十分です。

もみじ饅頭などもありますが、ご多分に漏れず、もみじの咲くところに「もみじ饅頭」あり。これは全国津々浦々どこでも一緒です。

ただし箕面ご当地名物の「もみじの天ぷら」は、本当に箕面産のもみじを使ってますので、クオリティは高いです。

10数軒あるお店の前で揚げたてを召し上がれますが、どの店もだいたい味は一緒。値段は量によって異なっており、だいたい300円〜400円/1パックです。おみやげには最高の逸品ですし、これをパリパリかじりながら山道を歩くのも楽しい。ただしゴミは自分で持ち帰りましょう!

なお、このへんにあるオサレ(おしゃれ)なレストランたちは、歴史が浅いです(笑)味は、う〜ん...。おいしい店もあるんだけど、箕面っ子はそこまで肩入れしない店が多いです。観光客飯ですね。

箕面温泉スパガーデンは、日帰り入浴もできます。料金は少し高い...(銭湯価格ではありません)。平日1580円、休日1980円です。

現在は大江戸温泉物語グループに買収されて、なぜか「なにわの湯」のはずが「大江戸」の名を冠することに。地元民は泣いてます。しかしもともと、箕面温泉は赤字続きでしたから、いつかはこうなるとは思われていました。

こちらの日帰り入浴に入られる方はリッチな方が多いでしょうから(笑)、庶民は入り口前にある無料の足湯で我慢します。この足湯がまた気持ちい〜のです!

特に山歩きで疲れた足にはたまりません。山から駅への帰り道に、ぜひ浸かってみてください。

3.スパガーデン〜瀧安寺まで

山道に入って行くと、次第に森林浴が気持よくなってきます。木漏れ日の青さ、緑のみずみずしさ、全てにおいてリラックスできます!なにせ梅田の雑踏から電車で20分程度でこのような大自然に会えるのですから、たまりません。

その途中、瀧安寺があります。このお寺は地元民にとっては極めて重要な存在で、建立は大化の改新後の658年と大変古い。何よりもこのお寺は、「宝くじの発祥の地」です。

昔の江戸時代、江戸の街では湯島天神、目黒大黒天、感応寺あたりで「富くじ」が行われていました。これがいわゆる宝くじのはじまりです。

しかし日本人の宝くじ好きは、ここ箕面から始まっていたというわけです。しかもその始まりが、まだまだ戦国時代まっただ中の1575年というから面白い。

99%の観光客は素通りしてしまう瀧安寺ですが、どうぞ一度境内に足を運んでみてください。時々猿の親子が仲良く歩いていてほのぼのとしますよ。

4.龍安寺〜ひたすら山道〜滝まで

あとはひたすらリラックスしながら歩くのみです。

箕面駅から滝までは、だいたい3km弱の距離と言われており、ゆっくり歩いても1時間ちょっとで着きます。

よく「大阪の箕面山、東京の高尾山」という具合に、高尾山と比較されがちですが、箕面山は急勾配など一切なく、なだらかな「遊歩道」を歩くだけです。高尾山は本当に、土の道を歩きますが、箕面山はあくまでコンクリート道ですのでご安心ください。

時々気合いをいれて、山ガールの格好で箕面滝道を歩いている女性がいますが、これは地元民から笑われます(笑)あくまで普段着でお越しくださいませ。

滝に着けば、まずは記念撮影。そしてのんびりと滝を見つつアイスクリーム...。

ではなく、その際は「ゆずサイダー」をお飲みください。

箕面は言わずと知れた「ゆずの産地」です。かの有名な箕面市のゆるキャラ「滝ノ道ゆずる」も、ゆずのマスコットです。ゆずサイダーは箕面山グルメの定番ですので、ぜひご賞味を。

また電車で来たから車の心配ないよ!という人は、箕面ビールも飲んでみてください。箕面にはビール醸造所があり、今でも大阪のマニアックなレストランでは箕面ビールが出されています(笑)ビールやサイダーに舌鼓をうちながら、滝のマイナスイオンを浴びる。最高のぜいたくですね〜。

ちなみに滝は、常に水しぶきをあげています。できれば一番前の椅子(=滝側の椅子)に腰掛けましょう。箕面っ子はここに座って、ぼーっとするのが最高の極楽と考えています。

最後に、儒学者として有名な「頼山陽」が書いた漢詩にも目を通してみましょう。その碑文が滝の隣にあります。非常にみずみずしく、箕面の滝を描写した頼山陽の漢詩は、中国の李白・杜甫・白居易を超えるレベルかもしれません。

ぜひ全身で、滝を味わってみてくださいね。

滝周辺の茶屋は?

滝のそばには、昔ながらのお茶屋さんが何軒かあります。土日など休み時にはお店を開けてます。

これといった名物料理は、実はありません。ただし谷崎潤一郎の細雪でも出てきたように、戦前から関西人にとっては、滝のそばのお茶屋で、紅葉に包まれながらのんびりすぐことが最高品質の贅沢でした。ぜひ昔の文人の気持ちになって、のんびりされることをおすすめします。

しいて言うなら、これらの茶屋の名物は「甘酒」でしょうか。何とも紅葉の「赤」と、甘酒の「白」が、粋に合うのです。

 

箕面のレストランは?

実は箕面っ子は、滝道沿いではご飯を食べません。おしゃれな川床料理や料亭みたいなのもありますが、あくまで観光用です。

そもそも箕面の住人というのは、ええかっこうしいが多い(笑)いわゆる生粋の大阪人のような性格ではなく、基本は「ゴージャスでおしとやかな金持ち」の心を大事にしています。

したがって、フレンチやイタリアン、割烹から寿司まで、最高級のグルメは目白押しなのですが、その多くは箕面駅前や滝道沿いには立地しておらず、箕面市内の住宅街などに点在しているのです。ゆえに、車がなければ訪れるのは難しく、なかなか電車で来た観光客の方にはおすすめしづらいところがあります。

箕面のグルメ情報は次回以降の特集に譲るとして、「百歩譲って滝道帰りに食べるグルメは何か?」と言われれば、箕面温泉スパガーデンのランチバイキングかと思われます。これは値段も高いので当然コスパも良く、素晴らしい気持ちでお家に帰れます。また、ランチバイキングと日帰り入浴のセットだと結構割引が利きます。大汗をかいた人、お腹ペコペコぺこりんこな人には、下山後の箕面温泉スパガーデンでの一杯は最高かもしれません。

以上が地元民からの情報でした。

え?いたって普通じゃんって?

そうです、箕面の地元民にとっては、箕面滝道は間違いなく「生活の一シーン」に他ならないからです。

朝6時ごろには、地元っ子が駅前から滝まで走ったりウォーキングしたりします。ですので、箕面の滝は、日常風景そのものなんです。

とはいえ他のエリアからお越しになった方には、箕面っ子たちは最大限、楽しませてあげたい気持ちでいっぱいです。ぜひ圧巻の滝景色と、心優しい箕面の人々にふれあうべく、箕面滝道にお越しくださいませ!

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