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銀行でのお金の借り方には正攻法なし!〜起業予定者が絶対にこころがけるべき銀行との向き合い方

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金は天下の回りもの 一生に一度は手のひらで回してみたい!?

起業するにあたってお金が必要になるのは古今東西同じことです。

最近はネットビジネスの情報起業なんかだと初期費用がほとんどかからないので銀行さんに御用になることもなくなりつつありますが、そうはいっても起業の定番である「飲食店」なんかだと、やはり初期投資で数百万円単位のお金が必要になってきます。

飲食起業をしようとしている明彦(29歳)は、脱サラ組で全資産は普通預金100万円だけとしましょう。

「よし、これからイタリアンバルをするぞ!となると賃料からリフォーム代まであれこれいれるとやっぱり1000万円くらい必要だなぁ。どうしよう」

そんな時、ふいに銀行融資が頭をよぎります。そのまま銀行の門を叩いて貸付係の担当者に「すいません、創業資金をお貸しいただきたいのですが」と願った場合、ほとんどの銀行は開口一番、なにを言うでしょうか?

そう、「担保はありますか?」です。銀行というのは、究極的には「担保と現金の物々交換屋」なのです。いわば「質屋の大きいバージョン」に近い。そして担保となるのは、現金などの「流動性資産」と、土地などの「非流動性資産=固定資産」の2つに分類されます。

これらがないと、基本的に銀行はお金を貸してくれないのです。

しかし世の中、政府が女性や若者の起業を推し進めており、銀行にも「創業資金の貸付を積極的に!」と号令を出しているのに、なぜ銀行は起業家に対して、無担保でさくっとお金を貸してくれないのでしょうか?この理由を話せば長くなりますが、内閣府など政府の「銀行イケイケどんどん融資命令」と同時に、銀行の監督官庁である金融庁からの「担保確保の厳格化命令」が相反して存在していることが挙げられます。つまり、金融庁としては銀行が、担保を持たないが眼がギラギラ輝いている起業家青年にお金を貸しまくってつぶれることひどく警戒しているのです。

新銀行東京、日本振興銀行の2行は、いずれも中小企業に対してかなりイケイケドンドンでお金を貸し続けました。その結果が今のボロボロになった惨状です。やはり、担保を確保せずビジネスモデルだけが奇抜だからお金を貸しまくるというのは、最終的には貸付金の焦げ付きに結びつくのは歴史が示しているのです。

となれば、先ほどのイタリアンバルをはじめようとする明彦氏はどうすれば資金調達ができるようになるのでしょうか?

資金調達のいろは

資金調達については、大きく見て3つの方法があるといえます。

1.銀行からの融資

2.親族や友人からの借金

3.出資者からの出資

明彦氏は、現在1.の段階、つまり銀行さんからの融資にあたっての「担保要求」の段階でつまずいています。となれば残るは2か3。おすすめは2の親族や友人からの借金です。親族から借金をもらうとは何と図々しいことか!と日本人は思われるかもしれませんが、やはり王道はこれです。

世界中で商売を行う華僑などは、ほとんど血縁関係もない遠い親戚からもお金を集め商売を行います。華僑など中国人の世界では、親戚にお金を頼るのが当たり前になっており、またお金を貸した側の親戚としても、最終的には海外とのつながりをつくるなどメリットを享受しようとします。いわばWin-Winの関係ですね。たとえば遠い親戚の青年が中国から出て、日本で中華料理屋をするとします。その際、中国籍の彼が日本人女性と結婚して配偶者ビザを手に入れると、ゆくゆくは親戚一同日本へ移住する...なんて先読みをしたりするのです。話はそれましたが、日本人は華僑に見習うべきで、もっと親戚を頼ってもいいのじゃないかと思います。ただ、中国人の人はよく日本人に言います。「日本人は親戚にお金をお願いしない。だから逆に、遠い親戚にお金貸して貸してアピールしたら、みなびっくりして、とりあえず少額だったら出してくれるかも。中国人だとさ、毎度毎度だからね、親戚からお金を借りるなんて。だから出し渋りもするもんだよ。日本人はその点、まだまだスレてないから(笑)有利かもね」

この中国人ビジネスマンの言葉は結構重要です。確かに親戚との人間関係の問題もありますが、資金が必要な際はこの王道資金調達方法はぜひご検討ください。

3の出資者からの出資というのは、2とは違いって赤の他人からのもので、これは借金ではなく資本金勘定となります。借金と資本金の違いって何?と聞かれると話が長くなりそうなので簡単に申し上げると、借金=銀行、資本金=出資者、といえます。ただ、広い意味では家族や友人から借りるお金も借金にはなります(本当は財務諸表のバランスシートの話をすると良いのですが、また脇道にそれてしまいますのでこの話はこのあたりで)。イタリアンバルへの出資者を探すのは少々面倒ではありますが、最近では「クラウドファンディング」という、ネット上で一口一万円程度から出資を募るという方法も流行ってきており、必ずしも対面で出資者に「出資してください!お願いします!」と土下座する必要もなくなってきました。今までの出資は、根性で勝負がついていたところもありましたが、これからはビジネスアイデアがいかに光っているか?が着目点となります。クラウドファンディングの時代になると、見ず知らずの人からのネットバンキングによる出資ですから、本当に価値のあるビジネス以外に出資されることなんてまずありません。

まとめますと、お金の集め方について、

1.銀行融資

2.家族・友人からの借金

3.出資者からの出資

の3つがあるものの、1はやはりハードルが高いので2、3での実行が、お金のない創業者には最適です。それでも銀行からお金を借りたい!という方もいらっしゃるかもしれません。そもそも親戚が貧乏すぎてお金がなかった、ビジネスアイデアがありきたりすぎて出資したいと思う人が現れなかったといった悪条件が重なれば、最後の最後は最初に断られた銀行へ駆け込み寺です。

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無担保融資の獲得必勝のコツ

担保がない融資って可能なの?というところですが、結論から申し上げると、100万円程度の少額なら可能なところが多いのです。地元の地方銀行や信用金庫、信用組合あたりでしたら、だいたい創業融資=起業家向け融資というのを制度化しています。少額ですがこれを利用しない手はありません。銀行からお金を借りる際に必要なのが事業計画書ですが、創業融資の場合は、事業計画書は自由に書ける、という点が最大のメリットなのです。つまり、売上高が半年後、1年後、2年後にどうなるか?というのも、計画書の文面内でいくらでも考えだすことが可能なのです。ここで銀行がOKを出す最大のポイントを。銀行員は、実はビジネスモデル、ビジネスアイデアについてそれほど深い見識を持ちあわせていません。では彼らは何をみるのか?そう、貸し出す予定の資金の使いみちや、売上の推移などの「財務的な事項」一辺倒なのです。逆に言うと、事業計画書のうちの財務面を完璧に施せば、ある程度までいい線はいく可能性がある、といえるのです。

最近は、日本政策金融公庫の創業融資も活発です。ここは他の金融機関とは異なり、ほぼ国営銀行みたいなものですから、政府の政策に忠実にしたがって、起業家育成のために創業融資をどんどん行います。普通の銀行で「あんたにゃお金は貸せないね」と断られた創業予定の起業家が、そのままなだれ込む場所でもあります。あるいは人情のある銀行担当者だと、「うちではお金は貸せないがあんたを救ってやりたい。一度一緒に日本政策金融公庫へ赴こう」といって、銀行員同伴で金融公庫の窓口に来る起業家もいます。

また年々予算額は激減していますが、創業補助金(200万円)というのも使えます。創業補助金は中小企業庁管轄ですので国の補助金ですが、まれに都道府県や市区町村の創業支援補助金もあります。創業予定地の補助金についても、役所に問い合わせて聞いてみてください。ただし質問する際は事前にネットで所轄部署をよく調べておかないとたらいまわしにされますのでご注意を。

 

とはいえ銀行からの融資に正攻法はない

銀行員は財務面を中心に事業計画書をチェックします。しかしそのチェックの仕方というのも、銀行ごと、また銀行担当者ごとに千差万別なのです。ですから、都市銀行のA銀行で受かったのに、田舎の信金ではダメだった、みたいなケースも多々発生します(通常、都市銀行は創業者には非常に冷たいです涙)。ではどうすれば良いのか?やはり突っ込みどころのない事業計画書(=お金がちゃんと返せそうな、売上か安定的に伸びそうな計画)を作成した上で、複数の金融機関に持っていくことです。要するに「銀行の誰が読むか?」という、ある種の「時の運」によって融資の可否が決まるので、とりあえずいろいろな銀行への場数を踏んでみてください。踏むうちに、直感的に銀行員との対話の仕方も次第に勉強していくことになります。銀行から無担保で何億円も借りている企業などが時々ありますが、彼らは銀行員を手のひらでのせるのが非常にうまい。それも多くの失敗を積んでいるからです。

銀行は、本当は誰かにお金を貸したくてしょうがない

いかがでしたか?創業する際のお金の常道は、やはり家族・友人からの借金が第一で、その次が最近流行りのクラウドファンディングなどの出資の募集です。

それでも、銀行は現在、お金がすごく余っています。要するに、顧客が預けた預金を貸し出す先がそれほど多くないのが現状です。本当はお金を貸したくて仕方がないのです。ただ、安全性を第一に考えますので財務面への目の光らせようは相変わらず厳しい。ということは、そこをかいくぐれば展望は開けるということです。繰り返しになりますが、当たって砕けろ!の精神で、まるで恋愛をするかのように多くの銀行にアタックしてみてください。場数を踏んで失敗から経験を積むことが、銀行融資の最大の近道といえます。

いつも時代もお金はつきもの。ぜひ良い形で資金調達をして、あなたらしい事業をはじめてください。

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